美容室の店舗内装デザインの考え方 | 店舗設計の虎の穴。東京で5つ星の内装デザインを目指す

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美容室の店舗内装デザインの考え方

美容室の内装デザインを考える場合は、お客さんの立場になって通いたくなる店舗を作る必要があります。
一般的に、薄汚れていたり古く感じるようなデザインは、あまりお客さんにウケないと考えられます。
また店舗に入る際、あるいは出る時に抵抗感を覚えるのも、美容室では避けるべき内装デザインだといえるでしょう。
美容室における主役はあくまでもお客さんなので、期待してドアを開けたり、満足して帰ることができるのが理想的です。
そう考えると、入り口は適度に高級感を持たせて、店内が明るく良く見える店舗に仕上げるのが良いと思われます。
ありきたりな無地の壁紙だと、清潔感があるとしても面白みに欠けますから、タイルを選択したり照明で演出するなどして、魅力を高めることが大事です。

美容室の店内では、鏡が存在感を発揮するので、鏡の枠もまた内装デザインの1つとなります。
ナチュラルさを活かすなら木製の枠がベストですし、テーブルや棚、そして梁に使う木を前面に押し出して見せるのも1つの手です。
もしくは、コンクリートの素材感を活かし、金属と組み合わせてインダストリアル風にする方法もあるでしょう。
いずれにせよ、内装デザインは清潔で適度に明るく、高級感もあるお店が人気店になり得ます。

施術中に圧迫感を覚えるような店内は、客足を遠のかせてしまうので要注意です。
例えば天井が低かったり、椅子と壁の距離を縮めなければいけないほど狭い内装デザインです。
お客さんのプライバシーに配慮するのは大切ですが、パーティションや柱が目立つのは考えものです。
開放的な空間こそが美容室の特徴ですし、むしろ大きな窓を設置したり、入り口をガラス張りにすることでお店の魅力のアピールに繋がります。
お客さんは見られることから美意識が高まり、従業員には真面目に取り組むインセンティブが働きます。
通りすがりの通行人は、外から店舗内に意識が向きますし、施術を受けるお客さんが魅力的に見えれば、自分も施術を受けようと考えることになります。
つまり、1つの要素が店舗の広範囲に影響しますから、鏡にしても窓にしても、良く吟味して決めることが肝心ですです。